将棋ウォーズを始めたい方に
将棋ウォーズ、今ではたくさんの方が登録をしており、対局を行っています。
僕は当初、10分切れ負けというルールが不満で、放置していた時期がありました。
ですが年季を重ねて考えが変わり、最近はたまに利用しています。
意外にも前よりも成績も良くなるという、面白い現象も起こっています。
そこで今回は、
これから将棋ウォーズをやってみたい
という方向けに、現在ある4つの対局モードを実際にやってみた感想を載せたいと思います。
その中で自分に向いているモードを見つけてもらえたら、幸いです。
4つのモード、全部試してみました
将棋ウォーズには現在、
・10分切れ負け
・3分切れ負け
・10秒将棋
・スプリント
といった4種類のモードがあります。
これから1つずつ紹介していきますね。
そして各項目の最後に「そのモードがおすすめのタイプ」を載せておきます。
10分切れ負け
このルールは、将棋ウォーズでは1番持ち時間が長いです。
力が1番出しやすく、1番指されているモードと言えます。
個人的にはこれでも時間が短いと感じるのですが、そのあたりはご愛敬といったところでしょうか。
なので、まずはこの「10分切れ負け」から始めることを、個人的にはおすすめしたいです。
・このモードでも対応できれば、引き続き続ける
・時間が足りないと感じれば、将棋倶楽部24やぴよ将棋を試してみる
こういった考えで問題ないと思います。
そして10分切れ負けは
・将棋ウォーズで地力を出したい
という方におすすめです。
3分切れ負け
3分切れ負けは文字のごとく、3分を使い切ったら即負けという厳しいルールです。
別名で「弾丸」とも言われるモードです。
双方が時間を使い切っても6分なので、1局が本当にすぐに終わります。
ですがまともに指すとなると、かなり大変です。
こちらの図をご覧下さい。

僕の先手番で、実際に3分切れ負けで指された手です。
この手では△3二金と指せば普通ですが、相手は3分という条件を利用し、無理な攻めをやってきました。
3分しかないので
「自分の土俵に引きずり込む」
という手は大いにあるのだと改めて感じさせられました。
さらに優勢でも相手に変に粘られると、時間で負けてしまうこともしばしば。
この将棋は何とか勝ちましたが、ヒヤヒヤものと言えました。
個人的には3分切れ負けは向いてなさそうです。
3分切れ負けは
・6分以内でさくっと将棋に触りたい
・優劣不明の時間勝負をしたい
という方には合っているかもしれません。
10秒将棋
10秒将棋は将棋ウォーズで唯一、切れ負けがありません。
そのため、頑張り次第では10分切れ負けよりも長くなる可能性があるモードです。
ですが1手10秒以内に指さないといけないので、これもまた大変です。
こちらの図をご覧下さい。

僕の後手番で、実際に▲7四歩と指されました。
個人的には
「この攻めは先手が無理」
だと思っていたのですが、10秒以内に指さないといけないので、結果的には強行突破されて敗れました…
腰を据えて読むことができないので、このモードでは奇襲が結構流行っているようです。
10秒将棋は
・奇襲を決めてスッキリしたい方
・相手の手を待ちたくない方
は楽しめるモードかもしれません。
スプリント
スプリントは少し前に導入された新しいモードで、
中盤のほぼ互角の局面が登場し、本来の対局者に変わって指し継ぐ
というしくみです。
なお持ち時間は中盤から始まるということで
「3分切れ負け」
となっています。
すでに戦いが始まっている局面からスタートするので、中終盤の力が強い方は楽しめそうです。
こちらの図をご覧下さい。

僕がスプリントを始めたときは、この局面から始まり、僕の後手番でした。
今は居飛車党なので、相振り飛車の局面は本当に久し振りでした。
道中の手順がわからないので、ここからどういった方針を組んでいくか?
それを考えるのも楽しかったです。
持ち時間は3分切れ負けですが、ここから始まるので、こんなものでしょうか。
スプリントは
・中終盤のねじり合いを楽しみたい
・普段とは違う形を堪能したい
という方におすすめです。
まとめ
今回のまとめは
・普通に楽しむなら10分切れ負けがおすすめ
・特殊な指し方を堪能したい方はほかのモードがおすすめ
といったところです。
最近は
「将棋の楽しみ方も多様化している」
ということを理解してきたので、どんなモードで指してもいいと思います。
ですがあえて言うなら「10分切れ負け」をたくさん指したほうがいいかと感じています。
簡単ではありましたが、この記事を読んで将棋を指してみたいと感じた方がいらっしゃいましたら、嬉しい限りです。
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