【将棋】地元四段の将棋歴を紹介します その2

将棋
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将棋センターデビュー、初段と二段時代

初段になり、将棋センターデビューを果たした僕ですが、これはかなり珍しいケースのようです。
実際にプロ棋士でも級位者、あるいは初級レベルの頃から将棋道場や教室に通うということが多いですからね。
僕が本格的に将棋を始めた頃は、近くに将棋センターがあることも知りませんでしたし、わざわざ遠くまで行くのもちょっと…
という状況があったからかもしれません。
まだまだ初心者レベルの甥には、時間があれば将棋道場に連れて行ってあげたいですね。

さて僕の初段時代ですが、僕が行った地元の将棋センターは、とにかく四段以上の人が強かったです。
そこではトーナメント戦も行っており、そこでは
「1階級差香落ち、2階級差角落ち…」
という本来よりも上手がきつい手合いでした。
ですが優勝するのはほとんどが四段以上の人。
僕が四段の人と指す場合は飛車落ちになりますが、それでもほとんど勝った記憶がないくらい、とにかく四段以上は強かったです。

もちろん普通の手合いでの対局もあり、そちらは標準の手合い。
原則は「香落ち」までの手合いしか組まれないので、そこでは四段とは当たりませんでした。
その甲斐あり、そちらでは結構勝たせてもらいました。

そうしているうちに昇段の連勝規定を満たし、二段に昇段しました。
将棋センターデビューを果たしてから4ヶ月後のことでした。

二段に上がった僕ですが、流れがあったのかそこでも昇段の連勝規定を満たし、三段に昇段しました。
こちらは二段になって、3週間後でした。
トーナメントで四段以上にほとんど勝てないままの状況だっただけに、不安を残したままでの昇段でした。

三段時代

三段昇段までは出来すぎの展開でしたが、ここで現実を見せつけられました。
昇段してから7連敗し、力の差を痛感。
トーナメントでの四段香落ちでは全く勝てない状況でした。
少し前までは飛車落ちでも勝てなかったのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが…

そこからの勉強法は
詰め将棋
定跡の勉強(ほぼ四間飛車のみ)
棋譜並べ(四間飛車中心)
というよく紹介されているものをやっていましたが、結果はなかなか出てきません。
そうしているうちに、すっかりカモにされる始末となりました。

三段昇段から1年、初めてトーナメントの決勝戦に駒を進めました。
しかし結果は四段香落ちで敗戦。
2回目の決勝戦を迎えたのは、そこからさらに1年後でした。
そのときは相手は三段で平手の勝負でしたが、結果は敗戦。
このときは昇段してから2年が経っていましたが、結果は相変わらず出てきません。
ですがこの頃は、以前よりも強くなってはいると、勝手に思っていました。

念願の初優勝、そして四段昇段

僕は将棋センターデビューの頃から四間飛車。
相手が振り飛車を指してきたら居飛車。
こうしたスタンスで指していましたが、このときは
「相振り飛車」
も指せるようになりました。
いわゆる「縦の将棋」の経験も積み、少しずつではありますが結果も出てくるようになりました。

そしてついに、悲願の日を迎えました。
相手は四段で手合いは香落ち。
ついに勝利し、悲願の初優勝を果たしました。
三段に昇段してから3年の月日が流れていました。
このときは香落ちの定跡を徹底的に勉強したこともあり、それが実ったのかもしれませんね。

そして恐ろしい話ですが、そこからさらに四段相手に勝ちまくり、立て続けに5回優勝しました。
しまいには将棋センターの席主から
「もう四段でいいでしょ?」
と向こうから昇段するように言われることに。
そうしてこれまた実感はあまりないまま、四段に昇段することになりました。

四段昇段後、そして新たな世界へ

四段昇段後はほかの四段と平手勝負になりましたが、それでも5割は勝っていたと思います。
そして優勝は月1回ペースでした。
このときは将棋センターデビュー時に苦しめられた初段の人とも飛車落ちの手合いになり、そして勝利。
感慨深い気持ちにもなったこと、今でも覚えています。

そういった感じで進んでいましたがあるとき、通っていた将棋センターが閉店することに。
そのときは
「違う将棋道場で頑張ってみよう」
という気持ちで、どこに行くかを考えていました。
時が経つのはあっという間で、その将棋センターは閉店となりました。
これからはどういった形で将棋を指していけばいいか。
それを考えつつ、日々を過ごしていました。

ここまでのまとめ

今回は初段になってから、将棋センターが閉店するまでのお話を紹介しました。
ここまでの要点をまとめると

1 アマチュアでも三段と四段の力の差は大きい
2 有段者はよくある勉強法を一通り行うべき
3 横の将棋と縦の将棋、両方指せると強くなる

といった感じです。
これらはすべて僕が実際に経験して思ったことで、本音です。
逆にこれらを経験しないで強くなった人は、すごい才能の持ち主ではないでしょうか。

このあとは、新たな将棋道場を探し始めた話を紹介します。

つづく

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