【将棋】初心者が勝てるための思考法3 駒の価値を覚える

将棋
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駒の価値を理解しましょう

まずはこちらの図をご覧下さい。

両取り
両取りの図

香車と角、どちらかを取ることができます。
皆様なら、どちらを取りますか?

初級者を卒業した方なら、迷うことはないはずです。
ですが初心者の方の場合、迷うケースがあるようです。
現実に甥は、飛車と香車が取れる局面で、香車を取っていました。

そこで今回は、
「駒の価値」
をテーマにして、お話をしたいと思います。

駒の価値を点数にするとこうなります

これは僕の方法なのですが、駒の価値を考えるときは

駒を点数に置き換える

という方法で覚えました。
そして具体的に表記すると…

1
香車3
桂馬3+α
5
5+α
8
飛車8+α

こういった感じになります。
一部で
「+α」
というものがありますが、それは「少しだけ上」という解釈で大丈夫です。

なお上の表には「王将」がありませんが、王将は取られたら負けてしまいます。
ですので点数はつけず、1番大切な駒と覚えましょう。

成駒(と金や龍など)も掲載していませんが、成駒も取った後は普通の駒に戻ります。
ですので、成っていないときの点数で考えてください。

ここでもう1回、先ほどの図を。

両取り
両取りの図

上の表と照らし合わせると、
・香車を取ったら+3点
・角を取ったら+8点
となります。

ですので香車よりも角を取った方が5点多いので、
「角を取った方が得」
ということになります。

強くなってくると
「二枚替え」
という言葉も出てくるのですが、そのときも上の点数を元に考えると、95%は大丈夫です。

一部の例外のケース

こちらの図をご覧下さい。

駒の価値の例外
例外のケースの図

6一の銀が、桂馬と飛車に当たっており、どちらかを取ることができます。
皆様ならどちらを取りますか?
なお、盤面の駒以外はないものとしてお考えください。

上の点数を元にすると、
・桂馬を取ると3点+α
・飛車を取ると8点+α
となるので、飛車を取るのが正解…

と答えた方、駒の価値の考え方は正しいです。
ですがこの図の場合は、桂馬を取る手が最善の手です。

なぜかと言うと、桂馬を取った時点で

次に▲2三桂という手があるから

というのが理由です。
分かっていても▲2三桂までの1手詰めが受からず、あと1手で勝てることが確定します。

もちろん飛車を取る手は大きいのですが、この場合は相手の玉を捕まえるまでは数手かかりそう。
というのが理由です。

ですがこれはあくまでも例外の1ケース。
基本的には
「桂馬(3点+α)か飛車(8点+α)を取れる局面では飛車を取る」
と理解してください。

まとめ

今回のまとめは

・駒を点数として考える
・例外もあるが、基本は点数が多い方が得

となります。

点数に変換する考え方は、僕が今も使っている方法です。
ですので皆様もマスターして、価値の高い駒を取れるようになってくださいね。

こちらのシリーズには続編もあります。
ぜひご一読ください。

次の記事 その4 駒を取る

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