最初はどう指せばいいの?
とりあえずルールを覚えて将棋を指そうと思っても、最初にどういった形を目指せばいいか、わかりませんよね。
僕も初心者の頃はよく分からず、適当に指していた記憶があります。
適当に指していても、楽しければもちろん問題ありません。
ですができるなら勝ちやすい戦法を指したい。
僕だったらそう思います。
そこで今回は、僕が実際に体験して
「これは良いかも」
と思った戦法を2つ、紹介します。
それは
1 棒銀
2 四間飛車
です。
実際には初心者におすすめの戦法はもう少しあるのですが、当時未経験だった戦法をすすめるのはちょっと…
という気持ちもあり、今回は2つ紹介することにします。
勝ちに行く戦法 棒銀
棒銀という戦法は優秀で、形の違いこそあれ、初心者からプロにまで指されている戦法です。
僕は初心者時代、これに苦しめられた記憶、本当にたくさんあります。
ちなみにどういった戦法かというと…
こういった感じで、銀がどんどん前に出て敵陣を突破する。
狙いは単純ですが奥が深く、相手が受けを間違えると一気に勝勢になることもある、破壊力抜群の戦法です。
そして現実に狙いが成功すると…
こういった感じになります。
初心者同士だとまだ先は長いと思いますが、とりあえずは攻めているので、気持ちよく指せるのではないでしょうか。
僕の初心者時代はもちろん、その前の時代、そして現代。
時代に関係なく人気がある棒銀、ぜひ指してみてください。
なかなか負けない戦法 四間飛車
将棋には大きく分けて
・居飛車
・振り飛車
の2つの指し方があります。
飛車を(基本)元の位置から動かさずに戦う、居飛車。
そして飛車を(自分から見て)中央から左に持って行って戦う、振り飛車。
どちらも優秀で、プロの間でも指されています。
振り飛車にも4種類あるのですが、今回紹介するのはそのうちの1つ、四間飛車。
形はこんな感じです。
先ほどの棒銀とは逆に、四間飛車は負けづらい戦法です。
今回の図の場合、振り飛車の玉がしっかりと囲ってあり(この囲いを美濃囲いと言います)、もし左側で相手に突破されても、玉を取られるのはまだまだ先になりそう。
そしてこの美濃囲い、初心者にとっては非常に心強い囲いです。
この囲いを作るだけで勝率が上がる。
これは僕の本音でもあります。
四間飛車は負けづらい戦法ということもあり、どちらかというと受け身の戦法です。
そのため、相手が攻めてきたときにカウンターを決めて攻め返す、というパターンが多いです。
図の局面も相手が攻めようとしたところをカウンターで返した図で、飛車が成って玉が堅いので、振り飛車が指しやすい局面です。
こちらの図もまだ戦いは続きそうですが、「なかなか負けない戦法」の方針で進むと思います。
まとめ
今回紹介した戦法は
1 棒銀(居飛車)
2 四間飛車(振り飛車)
の2つです。
居飛車と振り飛車、攻めと受け、どちらが向いているかは最初はもちろんわからないので、とりあえずは両方指してみることをおすすめします。
そして向いていそうな戦法を得意戦法にすると、楽しくさせそうですね。
今回は初心者におすすめの2つの戦法を紹介しましたが、戦法はほかにもたくさんあります。
興味を持ったら、どんどん指してみる。
そして将棋を楽しんでくださいね。
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