最初は無制限がおすすめ
将棋を指していると、聞くことがある言葉。
それは
持ち時間
というものです。
確かに持ち時間はプロの公式戦では必ず設定されていますし、アマチュアの将棋でも持ち時間が決められているケースは多々あります。
自宅などで将棋を指している場合はおそらく、持ち時間は設定していないと思います。
そのため、特に初心者の方はどれくらいの持ち時間が基準なのか、わからないのではないでしょうか。
結論から言うと、初心者同士の将棋の場合
持ち時間は設定しないで指すのがおすすめ
です。
「1局の目安は1時間くらい」
という言葉もあるのですが、初心者同士の場合は僕が見た限りでは、1時間もかからないと思います。
それなら最初から設定せず、好きなだけ考えた方が本人も楽しいと思いますし、興味も倍増します。
それでも設定したい場合は30分30秒
ほとんどの場合は上記の「持ち時間設定なし」で問題ないと思いますが、もし相手が知らない人などの場合は、持ち時間を設定したほうがいいケースもあります。
それは
自分か相手、いずれかが長考派の場合です。
僕も現実に相手から
「早く指して下さい」
と言われたことがありますし、逆に相手が長考ばかり繰り返し、不快な思いを経験したこともあります。
そういったトラブルを防ぐために、持ち時間を設定したほうがいいケースもあります。
それなら持ち時間内ならいくら相手が考えても、相手が損をするだけですからね。
では何分にするか?
おすすめは
持ち時間30分、秒読み30秒
です。
これならおよそ1時間くらいで終わるので、ちょうどいいのではないかと思います。
初心者におすすめしない持ち時間
持ち時間を設定する場合は「30分30秒」をすすめている僕ですが、逆におすすめしない持ち時間もあります。
それは
切れ負け
というものです。
例えば「30分切れ負け」というものは、
30分を先に使い切ったら即負け
という、結構厳しいルールです。
どれだけ自分が優勢にすすめていても、先に30分使った時点で負けになってしまいますから。
このルールはある程度強い方が指すことに関してはともかく、これから強くなりたい初心者の方、じっくりと楽しみたい初級者の方はやめたほうがいいルールです。
できる限り避けましょう。
まとめ
ここまで持ち時間のことを紹介しましたが、まとめると
・まずは持ち時間は設定しないで楽しむ
・どうしても設定したい場合は「持ち時間30分秒読み30秒」
・「切れ負け」ルールは避ける
といった感じです。
まずはじっくりと、将棋を楽しんでくださいね。
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