将棋を指すとメリットが得られます
よく聞かれる質問で
将棋を指すと学校の成績がよくなるのか?
というものがあります。
この質問に関しての自分なりの考えは
これは人それぞれで、必ず成績がよくなるわけではない
だと思っており、僕はいつもこう答えています。
これを聞くとほとんどの人はがっかりするのですが、これに加えて
将棋を指すメリットはある
とも答えています。
個人的に思っているのは3点で
1 頭の回転がよくなる
2 何事にも慎重になる
3 他世代の人の話が聞ける
というのが僕の本音です。
それではなぜこの考えになるのか?
今回はそれを紹介します。
将棋を指すメリット3選
それでは紹介していきます。
頭の回転がよくなる
将棋というゲームは、頭の中で読み合うゲームです。
そのため、頭の中で様々な手順や変化を読むので、頭を使っているのは事実です。
科学的な根拠の詳細はわかりませんが、これは経験談で言えることです。
よくプロ棋士は
頭の中に将棋盤がある
と言っていますが、プロではなくてもある程度強くなれば、頭の中に将棋盤を作ることは可能です。
これは強い人ほど鮮明な将棋盤を作れますし、最初の頃はあやふやな将棋盤というもの事実。
僕の頭の中にも将棋盤はありますが、あやふやというのが本音ではありますが…
この「頭の中の将棋盤」、実は日常生活でも結構使えます。
将棋に使わなくても、頭の中で想像をしたり、計算をしたり。
将棋で読む習慣をつけていれば、日常生活にも応用することができるからです。
勉強に応用できるかの保証は無理でも、日常生活に役立つトレーニングになることは確実。
脳トレにも有効ではないでしょうか。
これらができることは大きく、将棋の1番のメリットだと僕は考えます。
何事にも慎重になる
僕は「慎重な人間」とよく言われるのですが、昔は結構おっちょこちょいな人間でした。
それが慎重な性格に変わったのは、将棋が影響していると思います。
僕が将棋センターに行き始めた頃、僕は初段になりたてでした。
当時はまだ慎重な性格ではなかったのですが、それが将棋には災いしました。
慎重ではなかったため、
簡単な見落としが非常に多かった
こういうことがありました。
これを何回も食らい、誰から言われるわけでもなく、
「これは慎重に考えなくては」
という気持ちが芽生え、慎重な性格に変わっていったのです。
それですぐに成績が向上したわけではないのですが、四段に上がる布石にはなったと思っています。
世の中には「積極派と慎重派」の方がいて、どちらにもメリットとデメリットがあると思います。
ですが、普通に暮らすなら無理めな冒険をするケースは少ないです。
逆に落ち着きがないと減点される、というケースに多々遭遇しました。
そういった性格になる布石には、将棋はうってつけだと言えそうです。
他世代の人の話が聞ける
将棋は年齢に関係なく遊べること、それは皆様もご存じだと思います。
ですが他には年齢に関係なく遊べる趣味は、意外に少ないです。
他世代と関わっていると、世代が違う人から有益な話を聞くこともできます。
僕も将棋センターで、高齢の方からその時代の話をよくしてもらえました。
そして将棋は
全体的に安く遊べる趣味
とも言えます。
すべての道場ではありませんが、1日で1,000円ちょっとで遊べる点、財布には優しいのではないでしょうか。
その金額で有益な話を聞けて、将棋も指せる。
これも将棋のメリットだと言えます。
まとめ
今回のまとめは
1 頭の回転がよくなる
2 何事にも慎重になる
3 他世代の人の話が聞ける
です。
「学校の成績がよくなる」
と書けないのは僕としても残念ではありますが、そのほかにもメリットはたくさんあります。
皆様も「将棋のメリットは?」と聞かれたら、上記の内容を教えてあげてほしいです。
そして将棋ファンが1人でも増えたら、僕としてもとても嬉しいです。

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